オラフ・ステーブルドンの名作「オッド・ジョン」を子供向けに優しくした本です。
現代人より優れた超人類が孤島に自分達の国家を作ろうとしたけど、現代人に攻撃されて滅びていくという悲劇的な物語です。
自分の今まで読んだ本の中で印象に残った3冊を上げろと言われたら、1つはこの本をあげると思います。
当時、読み上げて言葉が出ませんでした。
これが「絶句する」ということかと初めて理解しました。
大人向けの「オット・ジョン」はかなり難解な小説で、ストーリーを知っているのにもかかわらず何度も挫折しました。
大人になって「エスパー島物語」をもう一度読みたいと思って古本屋で探していますが、いまだ入手困難です。
これからも絶句するほど感動する本を読みたいと思います。